読了(ネタバレあり)

「珈琲店タレーランの事件簿２　彼女はカフェオレの夢を見る」岡崎琢磨(宝島社文庫)

　前作を読んでたので、続編も読むかと買ってた１冊。ワルシャワのときにも持っていったが、ちょっとストーリーに乗れず、途中で中断していた。で、今日の行きの新幹線の中で読了。ラストが二転三転して、読みながら「えー、なんでそうなる」と思ったが、最後はなんか落ち着いた模様。またも叙述トリックみたいなものを多用しています。登場人物の男性が狂言回しになってて軽薄な印象を与えてるのもちょっと(作者はわざと狙ってる気配はあるが)。あと、登場人物の姉妹が実は双子という設定も。これは「やられた」というよりも「えー」という感じ。それがちょっと最後に姉妹の関係にアクセントを与えているともいえます。まあ、思い込みは怖いというかなんというか。