ほんの1冊
帰りに本屋に寄ったら、「お、西村しのぶの新刊が出てる!」てので、思わず中身もわからずに衝動買い。だってパッキングされてたし。でも、これあたりでした。
「砂とアイリス1」西村しのぶ(集英社)
帯には「発掘女子よ凛とあれ。」のあおり文句で、表紙にはスコップとアルミケース(発掘道具かカメラが入ってる?)をかついだお姉さんが颯爽としてます。主人公の女性が遺跡発掘現場で嬉々としている描写がよいです。西村しのぶって、神戸を舞台に作品を書くことが多いんですが、登場する大学や発掘現場も神戸近辺かしら。
登場人物の一人の女性教授の
「まあね、科研費大口狙えると思ってね。
申請書書いてくれない?あなた打率高いわよね」
というせりふに思わずにんまり、つぼりました。まあ、そんなわけで、実際の発掘現場の人とか博物館関係者が読むと「?」と思うかもしれませんが、わたしにはあたりの1冊です。
しかし、1巻か…。次、いつ出るんだろ。西村しのぶって、続刊が下手すると10年後って、ざらだから。
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-782519-0&mode=1
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