終焉

1-4。力の差は歴然でした。

　最初こそ、玉田が先制ゴールをしたときは、「よっしゃあ」と、早朝という時間を顧みず叫んでしまいました。前半終了間際に、ロナウドに同点に追いつかれたときも、まだ後半があると思ったものです。でも、ジュニーニョのミドルシュートでゴールが決まってからは、「あ、もうだめだな」と思うようになりました。前半までの日本は、相手にボールが渡ったら、複数でチェックに行って、決定的なパスやシュートを打たせないようにできていたのに、後半からはそれができなくなっていた。だから、川口が次々と好セーブを生み出していたのに、後半は全くそれがだめ。ジュニーニョは遠目からでも打ってくることはわかっているはずなのに、誰もチェックに行っていない。

　この日は、明らかに中村が機能してませんでした。
　高原は出場早々、怪我で退場。
　無駄なパス回しも多かったなあ。ほんとに２点取る気あるのか、という感じで。
　あー、ピッチの状態もよくなかったかな。

　試合終了後、中田がグランドに倒れたままの姿だったのが、印象的でした。あのドーハの悲劇で、選手がみなグランドから起きあがれなくなっているシーンを思い出しました。

　ジーコが第１戦が全てだと、言ってましたが、明らかにゲームワークのミスだと思います。選手が疲れているのはわかてっるんだから、そこは監督がフォローしてほしかった。ジーコは今大会、ワールドカップに出場させましたが、世界を相手に闘うまでにできませんでした。これには協会にも責任はありますが。

　早くも次の監督は誰かなあ。課題はなんと言っても「若返り」でしょうが、決定力のあるフォワードを育ててほしいです。ゴール前に行ったら「俺が打ってやる」という信念のフォワード。平山がそれになれるか、期待したいです。